
こんにちわ!ラーテルです。
これ以上ないといえるほどの悪天候に見舞われた週末。
レイソルは惜しくも川崎Fから勝利をもぎ取ることが出来ず、勝点の積み上げも1点止まり。
辛くも4位に順位をあげたものの、3位セレッソ大阪とは勝点差2。
残り3試合あれば十分ひっくり返すことが出来る立ち位置は何とかキープしました。
日立台以外の会場でもリーグ終盤に相応しい激戦が行われましたが、そんな中でJ2では湘南ベルマーレが見事に1年でJ1への返り咲きを決めました。
湘南のカリスマ曺貴裁監督
✒コラム✒
🇯🇵#湘南ベルマーレ🇯🇵曺貴裁監督が明かす“湘南スタイル”の秘密…心で通じ合うサッカーへの思いとは@bellmare_staff#Jリーグ #曺貴裁
・指揮官が明かす湘南スタイルの秘密とは?
詳細はこちら👇https://t.co/3GOQHFGJyM
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) October 30, 2017
湘南ベルマーレといえば、なんといってもカリスマ曺貴裁監督ですよね。
2012年から湘南の監督を務め、正直J1では結果を残せてるとはいえませんが、J2では圧倒的な強さを誇るチームを作っています。
今シーズンも残り3節を残して2位に勝点差10をつけて2位以内を確定。
2位以下が混戦になっているのも、湘南が独り勝ちしていることの現われでしょう。
今シーズンも湘南のサッカーは、激しい運動量とスピード感に溢れ、見ているだけで息が切れてきそうな戦いぶりです。
「あれはJ2でしか通用しない」という分析もあるようですけど、私は曺貴裁監督の目指そうとしているサッカーは好きです。
やっぱりサッカーって走る競技だと思うんですよね。11人の選手がベクトルを同じくして、運動量を上げていく。その時に生まれてくる「個」を超越した「群れ」の力というか、それこそがサッカー最大の魅力の1つだと思うんです。
レイソルが8連勝していた時、「前線からのハイプレス」「運動量」が注目されていました。
あのサッカーが湿度も気温も高くなる夏場に十分に発揮できないという難点はあるにせよ、あのベースを持っているチームは底力があると信じています。
湘南ベルマーレ 今シーズンの転機
5月27日、モンテディオ山形に敗れ湘南がホームで連敗した際、曺監督は主力選手を呼び1時間半に渡る会談をしたそうです。
曹監督から選手の自立心のなさを厳しく指摘された。試合中、ピッチ内で選手が意見を言い合えないことに対して「自分が出来ないから周りに要求できず、テンションが下がって決めきれない。まだまだ甘い。自分が出来ないから人に要求できないという、くだらない善人ぶりをやめてほしい」などと叱責された。
日刊スポーツより引用
中心選手の菊池俊介選手は、この会談がひとつの転機になってチームが互いに要求をしあうようなムードになって、接戦もモノに出来るようになったと振り返っています。
選手だって人間です。しかもまだ20代の若者が圧倒的に多い。
それまでに幾たびの競争を勝ち抜いてきたツワモノ揃いといっても、いざチームとなればそこには一般の社会と同じように人間関係は当然存在するでしょう。
曹監督のいう「自分が出来ないから人に要求できない」「くだらない善人ぶり」
実に耳が痛い話です。
どんな社会でも、少なからずこうした実情は存在しますよね。
プロサッカーで結果を出し続けるということは、きっと普通のことを普通にやっていてもダメなんでしょう。
「普通じゃないこと」に挑戦する選手、チームに対して抱く羨望
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改めて、私がレイソルに魅力を感じ応援しているのも「目の前で普通じゃないことを成し遂げてくれるから」じゃないのか。
そして、そうした「普通じゃないこと」に挑戦している選手、チームに最大のエールを送りたいからじゃないか。
私は選手個々のプライベートな情報にはあまり興味はありませんが、こうしたチームのサイドストーリーを聞くのは大好きです。
自分が何かに挑戦する時にもこうした逸話がもろに参考になることもありますし、何より私が大好きなサッカーに真剣に取り組んでいる人の言葉や哲学に触れた時、そこに存在する人間らしさに感動するからです。
中には「受け狙い」で安っぽい物語が作られている場合もありますけど、今シーズンが終わった時にはレイソルの選手や下平監督のこうしたサイドストーリーも聞きたいところです。
ただ、まだまだ戦いの最中。こういう話は成果があってこそ更にパワーを持つものです。
レイソルが目標としてきた来季ACL出場権を得るまでは、私はただただエールを送るだけです!