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こんにちわ!ラーテルです。

「おてんとうさまが、日立台を重馬場にしてくれたんだ。レイソルが勝てるように台風を呼んでくれたんだ」

ディエゴの追加点が決まった時、私はそう思いました。

ボールもまともに転がらない悪コンディションでは、川崎Fのあの素晴らしい攻撃サッカーはほぼ不可能だった。

一方、レイソルのブラジル人3人衆はそれをもろともせず、ピッチを縦横無尽に駆けてくれた。

しかしながら、またしても終了間際の失点で引き分け。

これで数字上でも優勝の可能性も消失。

本当にあとちょっとでした。んんん・・・

勝つことがこれほどまでに難しいなんて。

日立台の黄色いポンチョ軍団はテンションが高かった

開場前の待機列に並んでいる段階から、そこそこの雨。日立台に入ってからも雨足は収まるどころか強くなっていきます。

しかしここは何んといっても日立台。黄色いポンチョ軍団はそれぞれどうやって荒天をしのぐかも心得ています。

選手が練習に出てくる時間ともなれば、そのテンションもどんどん高くなっていきます。

天候のせいで「満員」にもならず、画面を通じてだと少し寂しい日立台に見えたかもしれませんが、全くそんなことはなく、むしろ今シーズンでも指折りの盛り上がり(開き直り?)を感じました。声も出ていたし、跳ねる人も多かった(止まっていると寒いから)。後半くらいになると、比喩じゃなく柏熱地帯から「湯気」が出ていました。「モワ~」っと湯気が。

それだけに、同点ゴールを決められた時のショックは大きかった。

ただ、川崎Fサポも逞しかったです。彼らにはコンコースという逃げ場がないんですから。開始が30分遅れたキックオフまでの時間もず~っとゴール裏で声出してました。素直に「川崎サポもこの状況を楽しんじゃってるな!」そう思いました。

レイソルの選手は闘っていた

ゴールシーンに直接絡んだのはブラジル人3人衆でしたが、これ以上ないという最悪なグランドコンディションの中で、レイソルの選手は全員が「闘って」いました。

自分たちの得意なスタイルを封印し、相手より先にボールに触り、諦めずにボールを追い、前へ向かっていく姿勢を常にもって、本当によくやっていたと思います。

先発メンバーはこのコンディションをみて、恐らくは少し変更があったのだと思いますが、その中でも栗澤の出来は素晴らしかった。

前半の初めに栗澤が奪ったボールを思い切りよく前のスペースに大きく蹴ったシーンがあったのですが、それを見てレイソルの選手全員のエンジンがフル稼働し出したようにも見えました。

そして、リーグ戦では久しぶりの先発となった輪湖も良かったですね。彼はボールに足をミートさせる技術が素晴らしい。ほとんどキックミスがなかったですし、シャープな印象を持ちました。

個人的には栗澤がどういう強みをもった選手であるのかを初めて確認出来た気がします。彼は小柄だけどかなりタフな選手ですね。

CDRは抜群だった

とはいえ、何といってもブラジル人3人衆、クリス、ディエゴ、ハモンの3人は抜群な存在感でしたね。

何しろ、彼らはこの程度の悪コンディションなど、ほとんど気にしていないかのようなプレーで、川崎Fディフェンスラインを混乱させていましたよね。

走っても、突然ストップしても、滑ったり転んだりしないし、ボールも結構重くなっていたでしょうし、ピッチもビチョビチョなのに、キックが本当に力強い。

やっぱり、筋力の差なんでしょうかあれは。

前線に大きく送り込まれたロングボールを追いかける姿は、ラグビー選手のようにも見えました。

そして何より彼らから「勝ちたい!」という気迫を最も強く感じました。

それだけに、試合終了時にクリスが地面を叩いて悔しがっている姿は本当に切なかった。

でも、きっと次節には気持ちを改めて作り直して立ち向かってくれるはずです。

ジュビロには絶対に負けないぞ!

国際Aマッチウィークを挟んで、次節ジュビロ戦が行われるのは11月18日。

ジュビロも徐々に順位を上げてきて、モチベーションはかなり高いでしょう。

でも、次の試合も日立台です。

今度こそ、レイソルの勝利を喜び合いましょうよ!

確かに今回は結果が出せなかった。

ただ、レイソルの闘う姿は見せてもらった。

今週だけの戦績を考えれば、川崎F相手に1勝1分けです。

しかも、その1勝で川崎F三冠の夢をバッサリと斬り捨てているんです。

中村憲剛も小林悠も背中にはレイソルに斬られた傷がついているんです。

そういう試合をレイソルはしてくれた。

だから、まだ信じましょうよ!

サポーターが信じていれば、きっとそれは彼らにも伝わるはず!

そうですよね!?

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