
なんてことだ。
これほどまでに10月第4週が重たい週になろうとは。
29日に日立台で行われる川崎フロンターレ戦が重要な一戦になる覚悟はしていたものの、直近3戦で積めた勝点は1。
一気に優勝争いのアウトサイダーになってしまった柏レイソルにとって、来季ACL出場の可能性がこの1週間で決まってしまうかもしれません。
もうね、単純に「楽しみ♪」っていう心情じゃないですよ。戦いですわ、戦い。武者震いするほどですよ。
こういう時、人間はどうしたって最悪の状況を想像してしまいますね。相手はなにしろ爆発的攻撃力を誇る川崎Fです。小林悠スゴいの決めまくってます。
「レイソルは強い相手には勝てるんだよね」
もう、この言葉について行くしかないな。
そうだよ、確かに残留争いしているチームにはことごとく勝てなかったさ。だからこそ、川崎Fやアントラーズには勝っちゃうんだよ。うん、きっとそうに違いない。
ただね、こんな風に応援するチームの試合だけに集中していられる柏サポは幸せですよ。
ザスパクサツ群馬は消滅するのか
J3降格はいよいよ真実味を増してきた
ザスパの現状を見てたら、彼らが単に「自分が応援するチームが弱い」ことだけで悲しみ不安に思っているんじゃないことは明白です。
22日のアウェイ・岡山戦にも逆転負けして、実質的なJ2最下位が決定。
一方で、栃木SCが「田んぼサッカー大会」を制し、福島ユナイテッドにしっかり勝ったことで、J3優勝に一歩近づきました。
一説には、大宮アルディージャが期限付き移籍でザスパに出した選手の扱いに不満をもって、栃木SCにペチュニクを刺客として送り込んだとか言われていますけど、事の真意は分かりませんが、状況的にはその説が唱えるシナリオに限りなく近づいていますね。
自分が応援しているチームが下位カテゴリーに降格しようとしている。これだけでザスパサポとしては大変な面持ちなのに、その不安をはるかに上回る「クラブ存続の危機」が表に出そうになってしまっている。
これは辛いでしょう。
ザスパクサツ群馬は存続すべきなのか?
私はザスパクサツ群馬が、このままどうにかしてクラブとして存続していくべき!とは実は思っていないです。
そもそも、「ザスパ草津」というクラブ名では活動が難しくなっていたクラブが「前橋」の力を借りざる得なかったのは事実。
「ザスパクサツ群馬」とクラブ名が変わった段階で、遅かれ早かれこうした事態になってしまうことは予想されていたでしょう。
その背景に群馬県サッカー協会、前橋市サッカー協会、tonan前橋、株式会社菅原、が複雑に絡み合っている事は事実関係からもはっきりしています。
ここからはザスパサポの危惧する展開です。
- ザスパの菅原GMは、もともとtonan前橋の親分で、群馬県サッカー協会の実力者でもある。
- 彼がザスパの「Jリーグクラブ」としてのブランドを利用し、好き放題やっている。
- 「ザスパ」というクラブの起源でもある草津温泉をクラブカラーから一掃し、「前橋」を冠するクラブと変貌させようとしている。
まあ、あるでしょうね。
だって、セカンドチームの「ザスパ草津チャレンジャーズ」こそ、草津温泉を活動拠点としているものの、トップチームは練習も試合も前橋でやっているんですから。
もちろん、そうであってもクラブ創設のシンボルとして「草津温泉」をリスペクトする姿勢は必要ですけど、Jリーグクラブって間口が広くあるべきだとも思うんです。
「もともとこのクラブは草津温泉で生まれて、だけど今は前橋で活動してて、群馬県全域をホームタウンとしてるんだけど・・」
分かりにくい!実に分かりにくい!
これじゃあ、先細りですよ。未来が見えない。
だから今回の騒動は、双方が未来志向で着地点を真剣に探るべきだと思っています。
もちろん、双方がそれぞれのエゴを押し出していってもいいし、そこは我慢する必要はありませんけど、「どういうクラブにしていきたいのか」この未来図を共有できなければ、この騒動はおさまらないと思うし、もっと言えばザスパは消滅するんじゃないかと思います。
群馬県のサッカー界が広く沢山の人にとって望むべき姿になっていけば、例えザスパが地域リーグで戦っていたっていいじゃないですか。
サポーターはそのクラブが「強い」から応援しているんじゃないんです。そのクラブが「好き」だから応援するんです。
ザスパサポのみなさんが、私のように応援するチームの戦績に集中して「一喜一憂」出来る日が早く来るといいですね。
柏サポのみなさん!愛するクラブがそこにいてくれて、なんて我々は幸せなんだ。