
こんにちわ!ラーテルです。
週末の肌寒さから一転、昨日は30度以上まで気温もあがり、この季節独特の不安定な気候が続いておりますが、みなさま体調は崩していらっしゃいませんか?
私はこの「季節の変わり目」ってヤツが本当に苦手で、うつ症状が顕著になってからは更に体調がすぐれない時期になってしまっています。
倦怠感、強い眠気、集中力の欠如、、、大抵は夕方くらいから持ち直してくるのですが、ここのところ生活のリズムもかなり崩してしまっていますねぇ。
このブログも、公開する前日の夜に書いていることが多いのが現状。まあ、季節は必ず過ぎていきますから、もう少しの辛抱ですね。
さて、「サッカーにかかわって生きていきたい」と考えるようになっている私ですが、それまで全く読んでこなかったサッカー本を最近読むようになりました。
「フットボール批評」などのサッカー評論誌はバックナンバーもAmazonの中古本で購入し、日本サッカー界への興味が薄くなっていた空白期間を埋めるべく読み漁っている時期もありました。
「フットボール批評」にはサッカー界では名のあるサッカージャーナリストやライターが、戦術トレンドからマスメディア論、ルポルタージュからインタビュー記事まで、かなり幅広い角度から「サッカー=フットボール」にアプローチしている雑誌で、2か月に1回くらいの頻度で刊行されています。
始めはどの記事も新鮮で隅から隅まで読みつくしていましたが、最近は私の中でも好きな記事の傾向が生まれてきて、サッカーエッセイ本なども読むようになってきています。
今回は私が最近読んだ「サッカー本」について紹介してみたいと思います!
サポーターをめぐる冒険 中村慎太郎 ここから
中村慎太郎氏『サポーターをめぐる冒険』を読みはじめたんだけど、書いてある内容にいちいち「そうそう。自分もこうだったな、ああだったな」と思いを馳せてしまい遅々としてページが進まない。 こりゃゆっくり読むしかねぇ。 pic.twitter.com/RSakZHjHbB
— ヒーゴ (@_he_go_) June 24, 2016
著者の中村慎太郎さんが、たまたま見にくことになったJリーグの試合をきっかけに、「サポーター」の作る世界に魅了されどんどん惹きこまれていく過程が、非常に細かい描写で綴られているサッカーエッセイです。
私も著者の中村慎太郎さんが感じたのと同じような感覚を今まさに「柏レイソル」「日立台」で感じていることもあって、とても共感しやすい内容でした。
ただちょっと気になるのは、著者の中村さんがスタジアムで感激すると「すぐに涙がながれてくる」ところ。
男が自分で自らの感涙を語ることに少々不快感を覚えました。
また、文章が割と一本調子で「~だった。」「~た。」が連発される個所が多く、読んでいてちょっと疲れる文章になってしまっています。
ただ、著者の情熱は十分に伝わってくるので、そうした「作家力」の稚拙さも含め、あったかい気持ちにはなります。
能サポ 能町みね子 講談社文庫
釜玉と能サポ。サイン会、いや試合行けないけど都内の讃岐うどん製麺所でだけど気分出す。 pic.twitter.com/X025u4vDl5
— Sサイズの緑色 (@greenSsize) May 13, 2017
サッカーについての知識がほとんどない能町みね子さんが、当時JFL昇格を目指していたカマタマーレ讃岐を追いかける企画コラムを1冊にまとめた作品。
私は能町みね子さんの作品を読むのは初めてでしたが、テンポや言葉選びが秀逸で、読みながら声を出して笑ってしまうほどに面白い作品でした。
能町さんはサッカー自体にはそんなにハマっていかなかった感じですが、今私と一緒に柏レイソルを追いかけてくれている妻が、サッカーそのものへの理解度は高くないものの、スタジアムでいつも楽しそうに過ごしているのを見ると、「能町スタンス」のファンやサポーターも大切だよなぁ~と思わせられます。
サッカーと愛国 清 義明 イースト・プレス
#清義明 さん著 #サッカーと愛国 読了しました。今この時期だからこそ読むべき書籍、この一言に尽きます。実際に足を運んでいた試合も載っていてよりリアリティーを感じました。 pic.twitter.com/NIad6YnOZW
— サッカー馬鹿 勝村大輔 (@gunners5050) May 4, 2017
世界のサッカー界に蔓延する「あらゆる差別」が実例をあげて紹介されている作品です。
ヨーロッパにおける深刻な差別の現状。それらに「サッカー」や「サポーター」がいかにして利用されてきたか。
これはなにも、ピッチ上やスタジアムの中だけの話にとどまらず、人の命を奪う戦争にもつながっている根深さ。
Jリーグでも浦和レッズの「Japanese Only」横断幕などが大きな問題となりましたが、「差別問題」を野放しにすることの恐ろしさをこの作品を読むことで再認識しました。
J2&J3フットボール漫遊記 宇都宮徹壱 東邦出版
【本日7/25 正午更新】https://t.co/gRhLZjl1Jq
夢スタ、モリエンテス、そしてブラサカ 徹壱の日記2017 7月17日(月・祝)~7月23日(日)
『J2&J3フットボール漫遊記』の感想など、たくさんのツイートをしていただきありがとうございます☺️ pic.twitter.com/v4QcpOEDM8
— 宇都宮徹壱ウェブマガジン WM (@tetsumaga) July 24, 2017
サッカーライターの第一人者、宇都宮徹壱さんのコラムエッセイ。
宇都宮徹壱作品の肝は、その人間模様。
この作品でも抜群の取材力で、各クラブに存在する人間模様をまとめてくれています。
戦術などに触れた箇所もありますが、サッカーに詳しくない人でも理解できるレベルにとどめられています。
ただ、あまりにキレイにまとまりすぎていて、、、若干筆者の情熱が伝わってきません。
情熱重視の私にとってはちょっと物足りなかったかな。。
面白いサッカー本があったら教えてください!
サッカー本は大型書店などでもそれほど扱われていませんし、もっぱらAmazonで購入しているのですが、書評などが書かれていない本も多く結構ギャンブルです。
日立台の開場待ち行列ではいつも読書をしていることが多い私。
何か面白いサッカー本があったら是非教えて下さいね!(サッカー本でなくても勿論OKです!)