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こんにちわ!ラーテルです。

今年、日立台に行くようになるまで、Jリーグ放映権のことなど少しも考えたことがなかった私は、昨シーズンまで約10年に渡ってJリーグの放送をスカパー!が担ってきていたことも全く知りませんでした。

テレビでJリーグの試合を見るとしても、それはもっぱらNHK-BSのみ。実際は試合が放送されていても見るのは稀、夜9時から放送される「Jリーグタイム」をたま~に見るくらいでした。

しかし今では、今シーズンからJリーグと10年間で2100億円という契約を結んで話題のDAZN(ダゾーン)に加入し、J1リーグは勿論、J2リーグ、J3リーグの試合まで見るようになっています。

今まで、Jリーグといえば自分の中でそれはあくまでも「J1リーグ」のことで、J2リーグくらいまではどんなクラブがあるのかは大体知っていましたけど、J3リーグともなると、、、

しかし、これが見てみると案外楽しい!ほとんど知らない選手ばかりですが、それまで「文字」でしか得ていなかった情報が「映像」となって入ってくることで、それぞれのクラブの様々な色も少し分かってきました。

今回は、私の中で「サッカー視聴の大革命」を起こしたDAZNでのサッカー観戦について書いてみたいと思います!

DAZNだぞーん。

最初のDAZNはもちろん柏レイソルの試合から

初めてDAZNで見た試合は、私たちにとって初日立台となった4月8日の「柏レイソルVS清水エスパルス戦」の翌週。ノエビアスタジアム神戸で行われた「ヴィッセル神戸VS柏レイソル戦」でした。

この試合が行われるまでチーム状況の良くなかった柏レイソルでしたが、みなさんもご存知のとおり、大津祐樹選手による終了間際のアクロバティックなゴールで当時リーグ首位だったヴィッセル神戸に対し柏レイソルは大きな1勝をアウェイの地でもぎ取ります。

前週、日立台で実際に観た選手たちが躍動する姿を見て、私の中で「柏レイソルに対する思い」が小さいながらも着火した試合だったかもしれません。

この試合での勝利を皮切りに柏レイソルは怒涛の8連勝を続けましたが、今から考えると柏レイソルのチーム状態がどんどん良くなっていく姿を見ることが出来たことも、私にとっては何かの力が導かせたのかなと思ったりしています。

この印象的な試合を見たことが、私のDAZNライフのスタートとなりました。

DAZN 新鮮だったスタッツ(統計)データ

DAZNでJリーグを見るようになって、非常に新鮮だったのがハーフタイムと試合終了後に紹介されるスタッツデータです。

これはスカパー!時代からJリーグをご覧になってきた方々にとってはそれほどビックリする情報ではなかったかもしれませんが、それまでNHK-BSや日テレのクラブワールドカップ、テレビ朝日の日本代表試合などでしかサッカーを視聴してこなかった私は、「サッカーの試合データをリアルタイムで確認できる」凄さに感心してしまいました。

8連勝中の柏レイソルは「ハイプレスとポゼッション」が好調の要因とも言われていたので、スタッツデータの中でも「走行距離」「スプリント回数」「ボールポゼッション」の3つには特に注目していました。

「中川寛斗選手は1試合で12㎞も走るのか~」

「伊東純也選手のスプリント回数30ってバケモノだな」

「ポゼッション60%か、よしよし」

こんな風に見ていくうちに、これらのデータ数値が自分の頭の中で、その試合を「見た」印象と紐づけられていく。

この楽しみ方はこれまでに無いものでした。

そのうち、柏レイソルの試合以外でもスタッツデータが気になるようになり

「中村俊輔ってかなり走るんだな」とか

「ポドルスキー走行距離8㎞・・!」

こんな風に、柏レイソル戦以外の試合を見る上での楽しみの大きな要素になっていきました。

J2リーグではザスパクサツ群馬に惹きつけられている。

いつしか、DAZNでのJリーグ視聴の範囲がJ1リーグだけでなくJ2リーグ、J3リーグにまで拡大していった私。

さすがに全試合フルタイムでの視聴は出来ませんが、様々な試合を見ていく中で気になるクラブも生まれてきました。

J2リーグだと今は断然、ザスパクサツ群馬です。

もちろん、ザスパクサツ群馬のことは知っていました。でも、その知識といえば元日本代表・広山望選手が在籍していたこと知っているくらい。

また、「あんまり強くないクラブ」くらいの認識はありました。

怒鳴られる監督に衝撃を受ける

はじめてDAZNでザスパクサツ群馬の試合を見たのは4月29日の名古屋グランパス戦でした。

この試合でもザスパクサツ群馬は1-4と惨敗したのですが、試合終了後のスタジアムの様子に目を奪われたのです。

ホーム正田スタジアムのゴール裏に陣取る群馬サポーターが、挨拶にきた選手たちに怖い顔で何か叫んでいる姿を見たのです。挙げ句、監督に対しては「粗相をした店員にクレームをつけている」ような様子で怒りをぶつけていました。声は聞こえてきませんが、相当の剣幕です。

よく見ると。。。

ザスパクサツ群馬の森下仁志監督は、あの帝京高校の森下じゃないか・・!

当時、高校サッカーでスター選手だった森下が若いサポーターに謝ってる・・・!

これはある意味衝撃でした。

「なんか嫌なもの見ちゃったな」という思いが先にありましたが、その後は「森下、またサポーターに怒鳴られてないかな」とちょっと心配になり、ザスパクサツ群馬の試合を無意識にチェックしている自分がいました。

韓国から来たカン・スイルという素晴らしいストライカーが出場するようになって3連勝した時期もありましたが、それも続かず現在はJ2リーグで圧倒的な最下位をひた走っています。

もはや、J2リーグ最下位は決定事項。あとはJ3の上位争いでJ2クラブライセンスのない「ブラウブリッツ秋田」「アスルクラロ沼津」にワンツーフィニッシュしてもらって降格を免れるほかない。そんな危機的状況です。

それでも「今日の試合では勝ってくれるかも」という期待と「やっぱり今日も負けてどんどん暗闇に落ちていくな」というイヤらしい感情とが私の心の中でせめぎ合い、ザスパクサツ群馬にある意味で惹きつけられているのです。

J3にも魅力的なクラブがたくさんある

J3リーグで現在上位争いをしているクラブが「優勝してもJ2に昇格出来ないケースがある」と知ったのも最近のこと。

ザスパクサツ群馬のところでも少し触れましたが、9月4日時点で首位をいく「ブラウブリッツ秋田」とそれを追いかける「アスルクラロ沼津」はJ2クラブライセンスを持っていないので、仮にワンツーフィニッシュしてもJ2昇格が出来ない。(この場合、今期のJ2昇格クラブは0となる)

この事実は衝撃的でした。そして「悲哀」を感じました。

選手は他のクラブへ移籍してしまえば関係のないことですが、サポーターはそうはいきません。

でもこれはあくまでも外側にいるからそう感じるのであって、当事者である秋田サポーターや沼津サポーターの方々は自分が応援するクラブを長期的視点で見て楽しんでいるのかもしれません。

特にアスルクラロ沼津は今期J3リーグへ昇格してきたばかり、

「一気にカテゴリーを上げて行ってしまうより、J3でもチームが上位争いしている姿をもう少し見ていたい」

私なら、もしかしたらそう思うかも。

J3には他にも、魅力的なクラブがあります。

栃木SCのホームスタジアムの雰囲気は最高ですし、AC長野パルセイロギラヴァンツ北九州のように新しく立派なサッカー専用スタジアムを持っているクラブもあります。

鹿児島ユナイテッドのユニフォームはJリーグ随一のカッコよさだと思いますし、FC東京、ガンバ大阪、セレッソ大阪のU-23が参加しているのも面白い。

DAZNは私に対して、こうして新しい疑問や興味の対象を与えてくれています。

DAZN観戦がスタジアムへ足を運ばせる大きなきっかけになる

いくらサッカーが好きな人でも、応援するクラブも情報もなくいきなりJ3の試合に行こうとは思わないでしょう。

でも、こうして映像を通して試合を視聴することは、文字情報とは比較できないほどに人の興味を誘います。

私もまだJ2リーグやJ3リーグの試合をスタジアムで見たことはありませんが、早計行くことになるだろうな、と感じています。

リアルでサッカーを観るのには、越えなくてはいけない壁が結構あります。時間、足、お金、そして覚悟。

そういう壁を取っ払ってくれるのが、Jリーグについては現状DAZNです。

そんな壁や心配は捨ててしまってスタジアムに行ってみれば大抵は楽しいんですけどね。

あ~また理屈っぽくなってしまった。

反省しま~す!

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