
こんにちは!ラーテルです。
日本代表は8月31日のオーストラリア戦に勝利したことで、来年のW杯出場権を獲得しましたが、各大陸で行われている予選もいよいよ佳境を迎えていますね。
この国際Aマッチウィークには「フランスVSオランダ」「スペインVSイタリア」という注目のゲームも行われました。
この2試合をDAZNで視聴しましたが、来年の本大会が恐ろしく感じるようなクオリティを見せつけられました!
世界トップクラスの強豪国では、スター選手であっても「カネにならない」代表での試合には以前のような魅力はすでになくなっていて、それが本大会であっても簡単に辞退する選手が出てくるご時世。もはや、W杯は「華試合」。クラブチームの戦いにこそが真の頂点と感じていましたが、その考え方は少し早計だったようです。
今回は、先にあげた「フランスVSオランダ」「スペインVSイタリア」にフューチャーし、ラーテルが「凄い!」と思ったポイントについてまとめてみたいと思います!
フランス代表がここまで強いとは・・・・
https://twitter.com/Jesustar13/status/904342005722955776
このゲームではプレーオフ進出圏内を狙うオランダ代表がグループ首位のフランス代表との勝ち点をいかに詰められるが1つの注目点でしたが、そんなオランダ代表の目論見はあっけなくフランス代表に蹴散らされてしまいました。
フランス代表 凄い!ポイント1 異次元な速さ
このゲームのフランス代表の試合運びを見て、一番印象に残ったのはその「速さ」
走力やパススピードもそうですが、その判断力の速さとコンビネーションプレーの速さには、まるで長い期間一緒にトレーニングされたクラブチームのような完成度を感じました。
正直、この日のオランダ代表はこの部分で相手になっていなかったと思います。
69%という高いポゼッションは、後半初めにオランダ代表が1人退場者を出したことも影響したと思いますが、中盤でボールを保持している時もワンタッチでどんどん捌くので展開が早く、見ていて全く退屈しません。
終盤に何度も見せたショートカウンターも本当に見事。実に洗練された攻撃を見せていたと思います。
フランス代表 凄い!ポイント2 エンゴロ・カンテ
カンテはレスターで岡崎慎司選手と一緒にプレーしていたので日本でも知名度の高い選手ですが、このゲームでもその存在感は一際だったと思います。
あの小さい身体からのどこにそんなスタミナがあるの?と思わせる運動量と戦局を的確に読む力で、フランス代表の「守から攻」への切り替えスイッチになっていました。
長身で屈強なポクバとカンテのコンビはまるで漫画に出てくるようですが、今のフランス代表チームにとってカンテこそ欠かせない選手ですね。
井手口陽介選手もカンテみたいになれるかな?
フランス代表 凄い!ポイント3 ムバッペがベンチスタートという反則感
2016/2017シーズンにASモナコで大ブレークした18歳の新星キリアン・ムバッペ。
PSGへの移籍が発表された直後のこのゲームではベンチスタート。
ほぼ勝負が決まった時間帯からの投入でしたが、あの「1人でシュートまでいっちゃう」力は、群を抜いていますね。
あんな選手がベンチにいるんじゃ、相手チームとしてはちょっとリードしていたとしてもヒヤヒヤです。
本大会ではフランス代表が優勝候補筆頭?
今回のゲームを見て、フランス代表は来年の本大会で優勝候補の筆頭になるだろうと思いました。
何しろ選手層も厚い。この日のオランダ代表がロッベン、スナイデル、ファン・ペルシーのようにやや旬を過ぎた選手に頼らざる得ない台所事情だったのに対し、ムバッペ(18歳)レマル(21歳)といった若い選手が次々に活躍をみせるフランス代表。フランスがW杯に2チーム出場させることが出来たら、その2チームで決勝戦をすることになるんじゃないかと思わせるほどです。
状況的にフランス代表はW杯出場権を獲得したと言っていいと思いますが、今後、本大会にどんなメンバーで挑んでくるのか。注目していきたいですね。
スペイン代表がイタリア代表を一蹴!
https://twitter.com/SoccerKingJP/status/904146903415144448
W杯ロシア大会欧州予選グループGはスペイン代表とイタリア代表が勝ち点で並び、このゲームは事実上グループ1位通過チームを決める天王山でした。
この難しいゲームをスペイン代表は3-0と完勝。W杯本大会への出場権を大きくたぐり寄せました。
スペイン代表 凄い!ポイント1 まるでマタドール(闘牛士)イスコ!
このゲームで2ゴールを決めたイスコ。そのゴールはともに素晴らしい見事なものでしたが、それ以上に印象に残ったのはイスコの「巧さ」でした。
体格的にも決して優れているとはいえないイスコがイタリア代表の屈強なDFをかわす姿は、まさにマタドール。
何というか、変に力まず合気道のように相手の嫌がる方向へボールを運ぶプレーは、ボールテクニックに優れた選手がそろうスペイン代表の中でも特に目立っていました。
見ていて楽しい選手。この日のイスコはまさにそうでしたね。
https://twitter.com/GoalJP_Official/status/904842110708445189
スペイン代表 凄い!ポイント2 危なげないゲーム運び
結果としては3-0と大きく差がついたゲームでしたが、イタリアも決して悪くはありませんでした。
いかにもイタリアのフォワードといった風情のベロッティの決定力を活かす速い攻撃は効果的でしたし、個人的に好きなインシーニエも随所に「らしい」プレーを見せていました。
ただ、前半を折り返す段階で2点のビハインドは大きすぎました。
こうなると、ボールポゼッションに優位性があるスペイン代表のゲームになってしまいます。その老獪さは憎たらしくなるほどでしたね。
ゲームの締めには3年ぶりに代表へ招集されたダビド・ビジャを交代出場させる余裕まで見せました。
頑張れ!イタリア代表!
この大一番に勝利したことでスペイン代表のW杯出場はほぼ決まり、イタリア代表も負けたとはいえグループ2位は堅いでしょう。
こうなると、イタリア代表はプレーオフで勝たないとW杯出場が出来ません。現段階では対戦相手も当然決まっていないので予想のしようもありませんが、イタリア代表には何とかW杯本大会へ出場して欲しい!
イタリア代表のW杯での戦いって、何だかいつもドラマチックな気がしませんか?(前回ブラジル大会はちょっとあっさり負けた感じでしたかね)
魅力的な選手も多いですし、「ウノゼロ」じゃないですけど、あのブレない美学もいいですよねぇ。
そもそも予選で苦労するところもイタリア代表らしいと言えばらしいのですが、何とか今回もその苦境を乗り越えて欲しいですね!
柏レイソルの試合が早く観たい!
と、代表ウィークはもっぱらW杯予選ばかり見させられている日々。
もちろん、サッカー好きとしてそれはそれで楽しいのですが、そろそろ「レイソル禁断症状」が出てきています。
先週末のトレーニングマッチ(対順天堂大学戦)も急きょ非公開になっちゃいましたし、せいぜいテレビでルヴァン・カップを戦う浦和レッズのチーム状況を確認するくらい。
「今の柏レイソルはイタリアとスペインを足して2で割った感じかなぁ」とか
「小林祐介も手塚康平もカンテのレベルに至るまでにはまだまだ成長が必要だなぁ」とか
ついついそういう余計なことを考えはじめてしまいます。
あ~早く9日が来ないかな!